
Leica M6 TTLは1984年から1999年に製造されたLeica M6のマイナーチェンジバージョンで、電気回路を一新したカメラです。
TTLフラッシュにより光量を適正に測りフラッシュを炊けるようになりました。
従来のLeica M6は別の露出計を使う必要がありましたが、このカメラは露出計が初めから備わっているため個別に露出計を持ち歩く必要がなく、迅速に快適に撮影できるようになりました。
ファインダーが高倍率、標準、広角対応の3種類から選べるようになったのもポイントで、細かい変化だとフラッシュ・ダイレクト測光が加えられたことでボディがLeica M6より2mmほど高くなりました。
TTLを備えたLeica MシリーズはM5、M6、M7がありますが、M7からはシャッターが電子式になったため、従来の機械式のシャッターを求める方に人気のあるモデルとなっています。
日本のクラシックカメラの重鎮と言われている田中長徳氏も、Leica M6 TTLを手に入れるために徹夜で並んだそうです。
Leica M6 TTLの愛好家はたくさんいて、有名な方だと映画監督の平野勝之氏があげられます。
1980年代から電気カメラが主流になっていきましたが、「機械なら丈夫で長持ち」と彼は言っています。
購入時の箱や付属品などをお持ちの場合は一緒に査定に出すと更に高い値がつくことがあるので、まとめて売却するようにしましょう。
お持ちのカメラがどのモデルにあたるのかを確認しておき、売る前にきちんと掃除しておくことをおすすめします。
登場してから15年以上経っているカメラであるため、良い状態を維持しているものは存在しないと言えるかもしれませんが、中古市場では人気の高いカメラの一つです。
世紀末に発売されたので、2000年記念モデル等の特殊モデルが多いのもM6TTLの特徴で、塗装が異なるLeica M6 TTLはかなりレアなため高値で取引されています。
査定額に関しましては、今現在の需要や、カメラの状態によって左右されるため、ご売却をお考えの方は一度お気軽にお問い合わせくださいませ。