今ではバイクメーカーとして確固たる地位を確立しているDucatiですが、実はラジオ製造メーカーとして、1926年にイタリアのボローニャで誕生したことがその起源であり、カメラの製造も手がけています。
アドリアーノ・ドゥカティティ氏とマルチェロ・ドゥカティ氏の兄弟が、当時流行し始めたラジオを製造するためにDucatiラジオ無線特許科学会社を設立。
その後、1947年には同社初のカメラである、マイクロカメラ・ドゥカーティを発表しました。
販売時期には諸説あり、1953年には通信機器部門とオートバイ製造部門が分離されていますが、カメラ自体の製造は1952年に終了しています。
Ducatiの特徴として、コンパクトなカメラを早々に製造していた点があります。
Sogno+Vitorというモデルでは、手のひらに入るようなコンパクトなサイズ感と、393gという超軽量なサイズが魅力でした。
35mmフィルムをカートリッジに詰め替えて使用する手間が必要でしたが、それを補ってあまりある魅力を持ったカメラといえるのです。
また、ハーフサイズと言っても拡張性をしっかりと確保しており、19mmの広角から120mmの望遠レンズまで様々なレンズを着用できる点もDucatiの魅力をより一層引き立てています。
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
---|---|---|
1 | Sogno | 1940年頃 |
2 | Simplex | 1950年頃 |
Ducati 買取実績