
ノリタ光学は、1951年に東京光学で技術者として活躍していた車田利夫氏が立ち上げたカメラ及び、レンズのメーカーです。
創業当初、一眼レフ用のペンタプリズムやレンズでは「リトロン」という冠名で武蔵野光機向けの生産をしていました。
その後、自社ブランドである「ノリタール」を作り上げました。
後に武蔵野光機が倒産した際、同社の設備と人員を引き継ぎ有名なモデルであったリトレック6シリーズを復活させるべくノリタ66を発表。
代表的なモデルであるノリタ66は、リトレック6そのものと言っても過言ではなく、技術者の想いを踏襲した異例の継承でした。
レンズはノリタール80mm Fを使用し、 中判カメラではほとんど見ることができない明るさを持ちます。
より明るい写真を取りたい方にとって人気を博していました。
フォーカルプレーンシャッターなど、シャッターチャンスを確実に写真に収めるための作り手の工夫が多く見られ、レトロカメラの醍醐味が味わえる古き良き魅力が詰まったカメラを残しています。