ALPAは、スイスの時計部品メーカーであるピニオン社が作ったカメラです。
全部で12シリーズが用意されたALPAは、用途にあわせて理想のシステムが作れる「モジュールプラットフォーム」をコンセプトとして作られました。
また、ALPAはフィルムとデジタルが兼用できる中判カメラシステムとしても知られています。
FPSを除く全機種において、PHASE ONEやLeaf、Hasselbladなどのデジタルバックと中判デジタル最広角レンズであるHR Alpagon 23mmの組み合わせによって、フルフォーマットまでの対応が可能です。
さらに、STCやSWA、MAX、XYでは、シフト機能が搭載されていますので、インテリア撮影のジャンルでも力を発揮します。
最新の高解像度デジタルバックを持ったALPAは、あらゆるシーンにおいて最高の画質を提供してくれるのです。
1944年から始まったALPAの製造は、1989年まで続きました。
その間に生産された台数は、42000台ほどであるといわれています。
生産台数が少なかったことから、高い販売価格がつけられていたカメラでもありました。
生産終了後も根強い人気があるALPAは、中古市場で常に高値で取引されています。
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
---|---|---|
1 | ALPA REFLEX | 1944年 |
2 | ALPA REFLEX II | 1946年 |
3 | ALPA PRISMA REFLEX | 1949年 |
4 | ALPA ALNEA Mod.7 | 1952年 |
5 | ALPA REFLEX Mod.6 | 1956年 |
6 | ALPA Mod.8 | 1957年 |
7 | ALPA REFLEX 6b | 1959年 |
8 | ALPA REFLEX 8b | 1959年 |
9 | ALPA REFLEX 6c | 1960年 |
10 | ALPA REFLEX 9d | 1964年 |
11 | ALPA REFLEX 10d | 1968年 |
12 | ALPA 11e | 1971年 |
13 | ALPA 11el | 1972年 |
14 | ALPA 11Si | 1977年 |
ALPA 買取実績