1949年に発売したALPA PRISMA REFLEXは、プリズムファインダーを世界初45度に装着した個性的なデザインのカメラです。
このデザインは、ご存知の通りアルネアモデルにも継承されています。
1949年〜1952年のあいだだけしか発売されず、わずか942台で製造が終了した稀少なモデルです。
ALPA PRISMA REFLEXの特徴は、一眼レフであるにもかかわらず左右に距離計が付いたり、シャッター速度の切り替えを正面部分で行ったりと撮影するのにひと癖あるユニークなカメラというところです。
ほかにも、上下像式の連動距離計や50mmレンズのビューファインダーがあります。
ユニークなのは外観だけでなく、内部も細部までこだわりのある珍しい作りになっています。
シャッター機能はすべて底面で設計されており、底蓋を開けるとたくさんのギアが詰め込まれています。
ALPA PRISMA REFLEXは年代も古く、扱うのも少しクセがあるところもあります。
しかし、生産台数の少なさから中古市場でも出回ることは少なく、高値で取り引きされていることが多いです。
クラシックカメラファンや熱狂的なALPAファンとっては、出会えただけ嬉しくなるカメラでしょう。