ALPA ALNEA Mod.7は、1918年にスイスで創業したピニオン社のカメラです。
当時、カメラが高価であったことやカメラの製造を受注生産に切り替えたことで、ALPA シリーズはすべて合わせても生産台数が約4万2,000台と大変希少性の高いカメラです。
1952年に発売したALPA ALNEA Mod.7は、1956年にALPA Reflex Mod.7として改名しています。
ALPA ALNEA Mod.7の生産台数は、1952年から1959年のあいだで約3,700台を製造しています。
カメラはALPA 特有の45度プリズムファインダーはそのままに、ALPA Reflex Mod.5aのカメラにさらに連動距離計とセルフタイマー機能を装備しました。
ほかにも、ファインダー倍率を50mm、90mm、100mmと3つに切り替えを可能にした上級モデルです。
今までのALPAモデルと同様に、フィルム送りはシャッターローラーに直接リンクしているので、シャッターを離すと同時に回転します。
気をつけたいのは、ノブの回転途中に途中で無理に止めようとするとシャッターを傷つけるおそれがあることです。
ALPAのなかでは生産台数は比較的多い部類に入る機種ではありますが、中古でもあまり出回らない希少性の高いカメラです。
コアなファンにとっては、1度は手にしてみたいカメラでしょう。