Leica M3は、1954年4月3日に発売されたM型Leicaの初代モデルで、Leicaのアナログレンジファインダーの祖であり、Leicaのベストセラーモデルでもあります。
当時、他社が競争を諦めてしまうほど高性能なファインダーを持した機種で、現代でも再現不可能と言われています。
巻き上げ式レバー、裏蓋開閉式のフィルム交換、自動リセットのフィルムカウンター、ワンタッチ式レンズ交換、距離計とビューファインダーが一体型になったことによる精度の高い測距性能を持ったファインダーなど、アナログカメラの魅力を余すことなく持ち備えたカメラです。
人気の理由はファインダーの性能にあり、現代の技術では再現できないといわれています。
20世紀を代表する写真家アンリ・カルティエ・ブレッソンや、ロバート・フランク、ロバート・キャパ、木村伊兵衛、沢田教一、土門拳などがLeica M3を愛用しました。
当時の販売価格は28万円で、大卒の初任給が1万円程度の時代なので、現代のレートに換算すると1000万円以上といわれる、まさに憧れのカメラです。
超高級カメラLeica M3は、1954年から1966年までの間で合計22万台が製造され、世界中で大ヒットしました。
Leica M3は多くの種類がでまわっているので、ご自分のお持ちの機種がどれにあたるのかということは正確に把握しておいた方がよいでしょう。
古いモデルになるのでオーバーホールに出すのが得策で、修理した箇所がわかる重要な証明書になるため修理表も査定時に一緒に出すようにしましょう。
売却する前に綺麗な状態にしておいた方が高く売れる可能性が上がるため、掃除をしてから査定に出すことをおすすめします。
M3は、実用品としてはもちろんですが、骨董として人気があります。
中でも、オリジナルブラックペイントは希少価値が高いため高額買取の対象になります。
査定額に関しましては、今現在の需要や、カメラの状態によって左右されるため、ご売却をお考えの方は一度お気軽にお問い合わせくださいませ。