Leica M2は、最高峰のレンジファインダーカメラと名高いLeica M3の廉価版であるにも関わらず値段が大幅に変わることはなく、内部構造もただの簡略版であったわけではないため当時からM3とは異なるカメラとして認知されました。
M3のファインダー倍率は0.91倍、ファインダー枠は50mm、90mm、135mmに対して、M2のファインダー倍率は0.72倍、ファインダー枠は35mm、50mm、90mmなので、M3にはなかった35mmファインダー枠が追加されています。
ひとつのカメラで広角から望遠の撮影が実現可能となり、撮影の楽しみの幅が広がりました。
手動巻き上げ式が一見面倒のようにも思いますが、ファンとしてはたまらないポイントで、この一手間が「Leicaカメラを手にしている」という充実感や優越感を呼び起こすという声が多いです。
歴史的な裏話としては「Leica M3はブルジョアのためのカメラであり、Leica M2は反体制のジャーナリストが使用する」というイメージがあったようです。
Leica M2は内部構造を簡略化したおかげで致命的な故障に至る可能性が比較的低いカメラとして知られていて、堅牢性とアンティーク性で人気のあるカメラです。
Leica M2は古い機種になるので、現存のものにはある程度の使用感は免れないですが、売却する前に綺麗にするだけでも査定額が高くなる可能性があるので売る前に掃除しておくことをおすすめします。
不注意からの傷や痛みがマイナスポイントになってしまうことがありますが、使い込んだ愛着のある使用感はそのカメラの味や魅力になることもあります。
レンズなどの付属品をお持ちであれば、査定時に一緒に出すと更に高く売れる傾向があります。
Leica M2ブラック、LeicaM2Betriebsk、LeicaMP2、LeicaM2グレー、LeicaM2-M、LeicaM2-Rなど、いろんなモデルがあります。
査定額に関しましては、モデルや今現在の需要、カメラの状態によって左右されるため、ご売却をお考えの方は一度お気軽にお問い合わせくださいませ。