1950年に発売されたこのカメラは誕生から半世紀以上が経ちますが、2018年1月現在でも現役のカメラとして写真を撮ることが可能なため、アンティークとしても実用カメラとしても長く愛されているカメラです。
Fはフラッシュを意味しており、IIICの後継機で、フラッシュ機能を搭載したカメラとなっています。
Leica IIIFは2種類あり、初期に作られたものはブラックシンクロ、後期に作られたものはレッドシンクロと呼ばれていて、数字の刻印の色で確認することが可能です。
ブラックシンクロはストロボ撮影の最高同調速度が1/30秒に対し、レッドシンクロは1/50秒と性能も異なります。
今でこそ1/250秒や1/500秒のカメラが台頭していますが、77年前でこの性能を持つカメラはかなり珍しかったのです。
Leica IIIFは550gと軽量で、Leicaらしい小型カメラです。
堅牢性、精密性、シャッター音、感触、外観や使い心地など、人気の理由が多く、性能面も良いため、今のカメラと遜色ない写真を撮ることが可能な優れたカメラです。
放送作家にして脚本家・代表取締役社長・教授と数々の肩書を持つ小山薫堂氏が最初に手にしたカメラで、今は別の機種を愛用しているそうですが、Leica IIIFはコレクションとして大事に保管しているそうです。
Leica IIIFは発売から77年も経っているため、外装のグッタペルカが剥がれ落ちていたり、サビだらけの地金が見えている場合などもあるかと思いますが、高く売却したいのであれば、見た目にこだわり綺麗に掃除しておくようにしましょう。
破損していたりパーツが足りないといったことがないように、売る際はなるべく完品に近い状態で査定に出すことをおすすめします。
ファインダーやシャッター幕の状態が良いものや、シャッター速度が安定しているもの、外観がある程度整っているものは更に高い値がつくことがあります。
査定額に関しましては、今現在の需要や、カメラの状態によって左右されるため、ご売却をお考えの方は一度お気軽にお問い合わせくださいませ。