
1932年に登場したレンジファインダーカメラのLeica D2は、日本では「D2」の名が付いていますが、アメリカではⅡ型、LeicaではD型と呼ばれています。
頑丈さが取り柄なので大事に使えば100年経っても撮影が可能ですが、骨董目的で所有する方が多いです。
Leica D2の写真展は有名なものだと2014年に開催された田中長徳写真展などがあげられ、1973年頃にウィーンの風景を撮った写真だそうです。
他にもLeica D2の愛用者は多く、田村茂氏、桑原甲子雄氏、名取洋之助氏など、昭和時代に活躍した写真家の多くで、Leica D2は実用カメラとして愛されていました。
アンティークとしての価値が高いLeica D2ですが、2018年1月現在においても修理が可能で、こうしたアフターサービスの徹底や普遍性があるからこそLeicaは高い人気を誇っています。
距離計を内蔵しており、シャッタースピードは1/20からで、ファインダーは50mmの画角に対応しています。
そういった機能よりも人気の理由は外観にあり、年季と重厚感漂うカメラに惚れ込んでいる方が多いです。
80年も前のカメラなので、どれだけ保管状態がよくても経年劣化してしまいます。
「傷があった方が時代を感じる」というクラシックカメラコレクターもいますが、しっかりと動作する方が望ましいので査定に出す前に動作確認をするようにしましょう。
綺麗に磨いておくことで高値で売れる可能性も上がりますので、売却前に掃除をしておくことをおすすめします。
付属品が揃っていたりきちんと調整されているものは、更に高値で売れる可能性があります。
査定額に関しましては、今現在の需要や、カメラの状態によって左右されるため、ご売却をお考えの方は一度お気軽にお問い合わせくださいませ。