一時経営危機に陥ったドイツ・ライツ社に日本・ミノルタカメラ社が技術連携を組んで開発されたLeica CLは、わずか3年の生産期間中に大変な人気を博しました。
コンパクトのCと軽さを表すライトのLからLeica CLと名付けられたこのカメラは、従来のMシリーズと比べ横幅からしてかなり小さくなったにも関わらず高性能なレンジファインダーカメラとしての機能をしっかりと保っています。
裏板を外すとフィルムを押さえる圧着板がついているため、ライカシリーズの中でもフィルム装填が簡単になっていて、巻き取り軸とフィルム差し込み部の色が違うため暗いところでも作業しやすい仕様になっています。
Leica CLが人気を得たポイントの筆頭に挙げられるのが、コンパクトで軽量であることです。
露出計は位置変更され、M6型を凌ぐ操作性を誇るようになったシャッターダイヤルによって調整が可能で、ブレートフレームのファインダーも大変見やすく、露出計の確認ができるようになっています。
ボディ側の操作は全て人差し指と中指で行えるようになっていて、プロカメラマンの岡田清孝氏も「このカメラからライカへの憧れが強まった」と語っています。
コンパクトで軽量なので散歩などの時に携帯するのに最適で、スナップ撮影やサブカメラとして持ち歩くのに向いています。
内蔵された露出計も性能が高いので、他のカメラと併用して露出計代わりに使われる方もいます。
露出計はシャッターチャージでONとなり、切り欠きの下側はオーバーで上側はアンダーとシャッターダイアルの回転方向と一致していて、使いやすい工夫がなされています。
ズミクロンレンズレンズや、純正のアクセサリー、箱、仕様書などの付属品を一緒に査定に出すと更に高い金額で売れる傾向があります。
ライカMレンズズミクロンとの相性が非常によいため、セットで売りに出すことをおすすめします。