WISTAは、創業当初は武蔵野製作所という名称で、東京光機のピーコックというカメラ用レンズを製作したことがルーツです。
1943年に創業し、大判カメラとして初めて手がけたのが、ウイスタシリーズであり、1972年のことです。
特に名機として名高いウイスタ45SPでは、軽合金であるダイキャスト製のフィールドテクニカルカメラという位置付けでデザインされています。
前面のティルトには2枚のホイールによるフリクション方式を取り入れて、前傾15度で後傾15度を確保。
ライズはギア式で56mmと可動域も幅広くキープしています。
標準レンズはクスナーの105mmを採用していますが、他にもルミナントブランドの交換レンズが5機種存在していました。
フィルムの平面性を確保するために、ロールフィルムホルダーを逆巻きとしていたので、暗室での作業が必要でした。
その他、凍結対策を施していて、南極観測時に使用されていたカメラとしても有名です。
また、SWというモデルは、木製暗箱では唯一の蛇腹交換機能を持ち合わせています。
登場当初は紫壇材モデルでしたが、リーズナブルな価格で提供することを目的として桜材モデルも用意されています。
番号 | 日本名 |
---|---|
1 | WISTA45SP |
2 | WISTA45 |
3 | FIELD45 |
4 | FIELD45DX |
5 | WISTA45RF |
6 | WISTA45VX |
7 | FIELD810 |
WISTA 買取実績