カメラ買取専門店｜TACHIHARA,tachihara買取

TACHIHARAは、立原正雄氏が1933年に立ち上げたカメラメーカーです。
大判カメラを中心に、数多くのモデルを世に送り出しました。

中でもメインとなっていた4×5判の木製カメラは、ボディーになんと樹齢300年以上経過した朱利桜を採用。
伐採した後に約2年間寝かせ、カットして組み上げた後、更に1ヶ月干すという作業を経てはじめて材料となります。
年間生産台数約700台ととても少なかったのですが、そのクオリティの高さから海外からも受注が入っていたことで有名です。
引く手あまたの状況下でもハンドメイドにこだわり、大量生産に舵を切らなかったあたりから、メーカーとしての矜持がうかがえます。
残念ながら2013年に廃業していますが、伝説のメーカーとして知られています。

TACHIHARAのカメラを語る上で欠かせないのが、インテリア性の高さです。
こだわり抜かれた木材と組み込み、そして3/100mm単位で誤差範囲に収まることをリクエストした塗装など、並々ならぬこだわりによって実現されるものです。
なんと1台のカメラを作り上げるのに約4年もかかるなど、採算度外視してでもクオリティの高いカメラ作りをしていました。
もちろん撮影する写真も素晴らしく、TACHIHARAならではのどこか暖かみがある画は、多くのカメラファンの心を掴みました。