
200mmクラスの望遠レンズに限界を感じたフォトグラファーが、次に使いたいと考える一眼レフ用交換レンズが300mm以上の超望遠レンズ。
100~400mmズーム、300mm単焦点など候補はいくつかありますが、遠くから狙える能力とともに、画質の向上も願う方に人気があるのが、CANON EF400mm F4 DO IS II USMです。
製品のリリースは2014年の晩秋で、旧モデルの進化型として発売された一眼レフ用交換レンズです。
CANON EF400mm F4 DO IS II USMのスペックは、焦点距離400mm F4、最短撮影距離3.3mと一見平凡ですが、姿形が驚異的に小型化されているのが最大の特徴です。
同じ400mmレンズで比較すると、400mm F2.8Lが全長343mm/質量3850gで、400mm F5.6Lが256.5mm/1250gとなっているので、このレンズの232.7mm/2100gがいかに小さいかがわかります。
そのため、徒歩で野山に分け入ることが多い、野鳥写真愛好家からの支持が多いです。
大きさは、300mmが248mm/2350gとほぼ同じですが、500mmは383mm/3190gと巨大なことも、このレンズが好まれる理由になっています。
助手を持たないフォトグラファーにとっては、可搬性も重要な性能の1つです。
CANON EF400mm F4 DO IS II USMは、全長約23cmで、カメラ込みでも30cm程度とコンパクト。
重さは2.1kgですが、組み合わせるボディーによっては手持ちが実用なため、おすすめできる対象は必然的に鳥や飛行機となります。
カメラを通して見る鳥や飛行機は想像以上に小さいため、ともに超望遠一眼レフ用交換レンズにとって格好の被写体です。
組み合わせるボディーはフルサイズよりも軽量なAPS-C機が適しています。
例えば、EOS-7Dに装着すればフルサイズ換算の焦点距離が1.6倍になるため、640mmの超望遠一眼レフ用交換レンズを取り付けたのと同様の性能が得られると同時に、総重量を減らすことが可能です。
CANON EF400mm F4 DO IS II USMは、メーカー純正のレンズだけあって、豪華な付属品がついています。
レンズキャップのE-145Cの希望小売価格は8000円、レンズケース400Dは48000円、レンズフードET-120(W II)にいたっては52000円もする代物です。
従って、これらの有無が買取価格に及ぼす影響は小さくありません。
多少の傷が付いていても値が付く可能性が高いので、付属品もまとめて査定に出すことをおすすめします。
CANON EF400mm F4 DO IS II USMは、状態の劣化具合と付属品の有無によって買取価格が変わります。
一度しか使用していないような美品や、付属品が全て揃っているもの、月に一度くらいの頻度で半年保有した程度の優良品は、特に高い査定額が期待できます。
いずれにせよ、実際に見積もりしなければ明確な金額は出ませんので、一度お気軽にお問合せくださいませ。
査定金額については、Canonの新品参考買取価格をご確認ください。