ロンドンオリンピックの年にデビューした EOS-1D Xが、4年後の2016年春、バルセロナオリンピックに合わせてリニューアルされたのが、CANON EOS-1D X Mark II です。
言わずと知れた、CANONの最高峰に位置するデジタル一眼レフカメラで、過酷な環境条件でも確実に動作する信頼性から、報道関係のプロ御用達カメラとなっています。
CANON EOS-1D X Mark IIは、通常条件の最高感度がISO51200で、連写性能と有効画素数がそれぞれ毎秒14コマと2020万なので、前のモデルから性能は大きく変わっていないように感じられますが、道具としての信頼性は世の進歩に合わせて確実に向上しています。
記録メディアは、CFカードとCFastカードのデュアルスロット、測距時の最低輝度は-3EVに拡大され、動画は従来のFull HDに加えて4kの撮影が可能になり、外付けだったGPSユニットが内蔵され、USBインターフェースが3.0規格準拠に進化しております。
主なユーザー層は腰を据えて撮る系統の報道カメラマンで、2017年11月現在、Jリーグやプロ野球においてプレスシートや報道関係者指定場所で目にする、白いレンズに一脚を付けたカメラの殆どがこのモデルです。
かつてスポーツ写真家集団、アフロスポーツに所属し、現在はフリーに転じた、スポーツ写真家の築田純氏や、自動車雑誌に写真を掲載している、日本レース写真家協会会員の熱田護氏もこのカメラを使っています。
CANON EOS-1D X Mark IIの性能をフルに発揮できるシチュエーションは、スポーツイベントです。
バッテリーグリップ一体型のデザインは、一般向けデジタル一眼レフカメラと比べた場合、本体が縦に長いため、取り回しが若干しにくいですが、垂直方向への移動量が小さく、水平方向の移動量もある程度予測可能なモータースポーツや、自転車ロードレースがおすすめです。
高いISO感度に着目すれば、体育館内の撮影も威力を発揮します。
CANON EOS-1D X Mark IIを売却するときのポイントは、付属品などを全て一緒に査定に出すことです。
まとめて売ることで買取価格が高くなる可能性が高くなります。
買取査定では、カメラの状態もチェックするので、ボディやレンズをきれいに掃除しておくと良いでしょう。
CANON EOS-1D X Mark IIの付属品、ステレオAVケーブルやインターフェースケーブルを使用した形跡が全くない、新品同様品の方が高く買取られ、逆に本来添付するべきEOS DIGITAL Solution DiskなどのCD-ROMが欠けると、それだけで買取価格が下がってしまう可能性があります。
付属品をお持ちの場合は、ボディと一緒に査定に出すことをおすすめいたします。
査定金額については、Canonの新品参考買取価格をご確認ください。