ZEISS IKON Ikoflex Ⅲ は6×6で120フィルム のフィルム二眼レフのフラッグシップモデルとして、1939年に誕生しました。
従来モデルをさらに凌駕するZEISS IKONの名作として有名でした。
また、これは第二次世界大戦前に販売されたIkoflexモデルの最後のモデルでした。
Rolleiflex Automatの価格が31ポンドでしたが、それを超える40ポンドという高価なカメラとしても有名です。
レンズの近くにあるインジケータウィンドウにおいて、カメラの使用準備ができているときは赤、フィルムを進める必要があるときは黒、遅延動作が設定されているときは白で表示する親切設計となっています。
遅延した動作が弱まると、インジケータは白から黒に変わります。
別のインジケータがフィルム送りレバーの下にあり、フィルムが装填されているかどうかを示すなど、使用しやすさは抜群です。
セカンドレンズを通しての反射観察が可能で、コンデンサーを組み込んだフルサイズのすりガラスのフォーカシングスクリーンを搭載しています。
フードの拡大鏡であるアルバダファインダーも特徴的です。
シャッターと連動するフィルム送りの自動停止機能があり、バックを開くと露出カウンターがリセットされます。
被写界深度スケール、フードの横にある露出テーブルなど、様々なニーズに対応しているカメラでもあります。