PENTAXの前身となった旭光学工業では、警察の鑑識や自衛隊の装備などに使用する特殊機材を開発してきた経緯があるため、PENTAXは特殊な機能を持ったカメラの開発を得意としています。
PENTAXが1966年に発売を開始した『NOCTA』は、赤外投光器が備えられた暗視カメラシステムとして誕生しました。
暗い状況でもしっかりと映し出せる特殊なカメラであるNOCTAは、自衛隊の装備品として活躍しています。
カメラの両側に配置された大きな丸い赤外線投光器は、一目で普通のカメラではないと感じさせられるスタイルであり、ほかのカメラとの大きな違いを見せつける一台です。
一般ユーザーにも販売され、一部の自衛隊ファンやメカニック関係が好きな人からの熱い支持を受けたカメラです。
ただ、販売された価格が非常に高額であったことと、一般ユーザーには受けられにくいカメラであった為台数は大変少なく希少です。
希少性の高さ故に手に入りにくいカメラでもあり、観賞用としても手に入れたいと願う人も多いことから中古市場では根強い人気が続いています。