旭光学が創立60周年を記念して作り上げたのがPENTAXの『LX』です。
LXの名前の由来となったのはローマ数字の60であり、その名前からも旭光学が力を入れているのがうかがえます。
高級一眼レフ機として開発されたLXですが、絞り優先AEのみというシンプルなAE機構がつけられていました。
この割り切ったスペックは非常に使いやすいと評判で、カメラファンの高い支持を集め、20年以上ものロングセラーを生み出したのです。
シンプルなAE機構のLXですが、シャッターには機械式と電子式のハイブリッドシャッターが採用されています。
さらに、シャッタースピードも4秒から1/2000秒まで選べる高性能機であり、LXがKマウントのフラッグシップ機であることを実感させられます。
その他、PENTAXの防塵防滴および低温動作保証がついており耐久性にも非常に優れているタフなカメラです。
1980年から2001年まで作り続けられたLXは、前期型と後期型の2種類があり長きにわたってPENTAXブランドを支えてきました。
限定モデルなども希少で人気がありますが、特に後期型は初期から大きく改良されており買い取り市場でも不動の人気です。