Nikon F2は、1971年に発売が開始されたフィルムカメラです。
ニコンが製造するFシリーズのフィルムカメラの中で唯一の自社デザインを採用しており、特殊モデルや限定モデルが続々と発売されるなど、発売当時から非常に注目度の高いモデルです。
シャッターのタイムラグが非常に短く、露出やフォーカスなどの機能がフルマニュアルで行えるのが特徴です。
Nikon F2の人気の理由の一つが、ノスタルジックなデザイン。
丸みがある、小型サイズの高級感あふれるデザインに魅了される方が多くいらっしゃいます。
前方寄りに配置されたシャッターや、ミラーの大型化、サーボモーターで直接絞りリングを操作できる機能などを搭載しており、その革新的な機能性の高さからカメラファンの間でも一大ブームを呼びました。
1971年の発売以降、プロ野球の試合、取材の場面でも、多くのプロのカメラマンが使用しているのを見かけます。
報道カメラマンの愛用カメラとしても長く活躍したモデルです。
日本の有名な冒険家の依頼により、寒さや振動に強い特殊モデルが開発され、そのカメラで撮影した記録写真が話題になったことで、後に一般の方向けの外装の部品や裏蓋などにチタン素材を使用した限定モデルが発売されています。
Nikon F2は、電池・バッテリーの持ちを気にすることなく撮影ができるため、昼間の野外で撮影をするのがオススメです。
ファインダーを交換するだけで露出計連動爪方式やAi方式での測光が可能な点など、野外の撮影にも最適な機能を搭載しています。
巻き戻しクランクが手動で防滴機能や防塵機能が備わっており、耐久性において大変優れているためほとんどのシーンに対応できます。
そうした使い勝手の良さから大自然の中での撮影や、街中での撮影、人物撮影などにも使われており、発売から数十年が経過した2017年12月現在も根強く支持されています。
長年使用されずに保管していたフィルムカメラは経年劣化で作動しないケースがあるため、査定時に故障が発覚するようなことがないように、先にチェックするようにしておきましょう。
箱や取扱説明書、付属パーツなどがあれば同時に査定に出すと高く売れる傾向があります。
外装の素材にチタンを使用したタイプのベーシックモデルは希少価値が高いため、高額買取が期待できるでしょう。
Nikon F2は2017年12月現在、生産がすでに終了していることや、フィルムカメラのブーム再燃によって高額な値段での売却が期待できます。
査定額に関しましては、今現在の需要や、カメラの状態によって左右されるため、ご売却をお考えの方は一度お気軽にお問い合わせくださいませ。