長岡製作所 WOODY810は、8×10インチ判の大判カメラです。
ハンドメイドの木製カメラとして、日本の技術力を感じさせるカメラです。
カメラ本体の材質には、朱利桜材を使用しており、軽量かつコンパクトな点が魅力です。
更に、頑丈でメタル素材のカメラにはない暖かみもあります。
ラック&ピニオンギヤの採用により使用性も良いです。
レンズマウントでは140×140mm規格パネルを使用していて、安定感が高いのが特徴的です。
焦点調節はピントガラスによる機構を採用していますが、ガラスの強度を高める工夫をなしています。
バック部は国際規格の8×10インチ判で縦横位置差し替え式により様々な使用方法を想定して設計されています。
アオリ機構としては、レンズスタンダード部ではチルトが前50°、後50°ですが蛇腹により制限が発生します。
スイングは左右各40°、シフト左右は各30mm、ライズは30mm、フォールに至っては30mmと幅広い動きに対応可能です。
更に、最大フランジバックが600mm、最小フランジバックも150mmと充実しています。
ハンドメイドならではの緻密な作りとともに、個性も強く演出しています。
それでいて、コストパフォーマンスという観点でも優れている製品です。