カメラの技術が進歩し、豊富な機能を兼ね備えたカメラが増えつつあった1970年代のカメラ業界に更なる衝撃を与えたのがMINOLTA『XD』です。
当時の一眼レフは「絞り優先AE」と「シャッター優先AE」のどちらかを選ぶスタイルであり、どのカメラを選ぶかによってどちらを優先するかが決定していました。
そのような時代にMINOLTAが送り出したのが「両優先」一眼レフであるXDです。
これ以降、両優先の一眼レフが当たり前となり、過熱していたAE論争に幕が下ろされることとなりました。
また、MINOLTAのXDは、絞り優先AEやシャッター優先AEモードでの露出のずれを解消させるため「超自動露出撮影」である「サイバネーションシステム」を搭載しています。
これにより、絞りやシャッターが極端にずれて設定されてしまった場合でも適正な露出ができるようになりました。
このような高機能だけでなく、とろけるような巻き上げの感触や、明るく透明感の高いファインダーは使う度に「楽しい」を感じさせてくれるのです。
ユーザーの満足度を限りなく高めたMINOLTAのXDは、常に高い人気を持ったカメラですので、査定でも高い評価を得ています。