MINOLTAにとって初めてのプロ用超高級一眼レフとしてリリースされたのが『X-1』です。
他社のフラッグシップ機に対応すべく、最先端な機能が数多く搭載されたX-1は、MINOLTAの歴史に残る名機として語り続けられています。
X-1に搭載されたのは、交換式のファインダーです。
発売当時には追針式マニュアル、プロフェッショナル、ウェストレベル、さらに高倍率ファインダーと高倍率ファインダー の5つが用意されていました。
これらのファインダーと多数のスクリーンマットを組み合わせることで、ファインダー内の視野をユーザーが思い通りにコントロールできるようになったのです。
これは、自動露出機構を搭載したカメラにおいて世界で初めの組み合わせでした。
シャッターにはチタン製の金属横走り式が採用され、高音ながらも静かなシャッター音です。
また、巻き上げ感も滑らかで、Xシリーズで唯一となる分割巻き上げ方式も採用されました。
輸出タイプには欧米向けの「XK」、欧州向けには「XM」のロゴがつけられ、希少価値も高まっています。