シンプルでありながらも使いやすさを追求したMINOLTAの「siシリーズ」。
simple intelligenceの名の通り使い勝手や感触が考え抜かれ、siシリーズの第一弾として発売されたのが『α707si』です。
これは、xiシリーズでカメラを完全に自動化させ他社と水をあけることになったMINOLTAが起死回生をかけて勝負に挑んだ一台でした。
MINOLTAはα707siによってカメラグランプリ94やヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー94-95などの国際タイトルを次々と獲得していくことになります。
α707siには、AF測距ポイントが変えられる機能や、5400HSや3600HSの使用で全速シンクロが可能になる機能などが追加されたのです。
また、Pa・Psモードを選択すると、プログラムにある程度の設定を任せながらも、絞り値をシフトさせることができるようになりました。
直感的な撮影が必要となる現場で非常に活躍する機能であり、思い通りの画作りを可能にしたのです。
その他、内蔵ストロボが搭載されており外付けストロボをボディ側から発光制御できます。
MINOLTAの技術力が集約されたα707siは、中古カメラでも評価の高い機種です。