リンホフの代名詞ともいわれる、マスターテヒニカ。
その大判フィルムカメラ最高峰という確固たる地位を確立させたのが、Linhof Master Technika 45Vです。
Linhof Super Technika シリーズで培ってきた技術に更に磨きをかけることで、他の追随を許さない完成されたカメラとして多くの写真家を虜にしてきました。
レンズボードはもちろん、今や事実上の国際規格であるリンホフボードを採用しています。
広角レンズのライズのために本体上部が一部分めくれ上がるようになっており、バックのライズと併せて非常に柔軟な撮影を可能にしています。
そしてなにより工業製品の域を超えて、もはや芸術品とも呼べる精緻な造りと、研ぎ澄まされた操作性は現代のカメラでも辿り着けない究極の仕上がりと言っても過言ではありません。
その完成度の高さは、多くの著名な写真家も愛用しており、現在でも現役として活躍していることによって裏付けられています。
4×5in大判フィルムカメラの頂点に君臨する、Linhof Master Technika 45Vは、ライカなどと並ぶ高級機としても知られており、当時は非常に高価なカメラでした。
その人気から現在の中古市場でも非常に高価ですが、当時に比べると手ごろな価格になっており、持つ人に価格以上の素晴らしい体験をもたらしてくれる唯一無二の存在です。