ドイツの老舗カメラメーカーが生み出した最高峰のカメラとして大判フィルムカメラユーザー垂涎の的であるテヒニカシリーズ。
そのテヒニカシリーズを世に送り出したリンホフが創り出した、もう一つの傑作と呼ばれるカルダンシリーズのひとつがLinhof Kardan Super Color 45です。
このカメラは4×5in判のフィルムを使用するスタジオ用ビューカメラで、他のビューカメラと比べて小型・軽量なことが特徴です。
レンズボードはテヒニカシリーズで採用されているリンホフボードではなく、カルダンボードと呼ばれる162×162mmの専用の大型レンズボードを使用しています。
リンホフは現在でも優れたスタジオ用ビューカメラを製造しており、このLinhof Kardan Super Color 45も、リンホフがそれまで培ってきた大判フィルムカメラの技術が存分につぎ込まれています。
小型軽量なビューカメラであるLinhof Kardan Super Color 45は、リンホフのスタンダードなビューカメラとして、その後改良版のカルダンスーパーカラースタンダードやカルダンTE45などのモデルの元になったカメラです。
リンホフのカメラは中古市場では総じて高値で取引されているのに対して、このカメラはその中でも比較的安値で手に入れることができるため、リンホフのビューカメラの入門機としてもおすすめのカメラです。