Cnopm Sportは1930年代にソビエトのGOMZ社が発売した35mm一眼レフフィルムカメラです。
重厚で見た目が戦車のような非常に珍しい形をしており、軍艦部にのしかかる箱がウエストレベルファインダーになります。
世界初の35mm一眼レフカメラとしてキネエキザクタとどちらが先に登場したのかよく話題にのぼりますが、今は世界で二番目に生産されたと認識されています。
レンズはパンケーキレンズや沈胴式レンズのようにまっ平らでコンパクトになりますが、交換が可能なバヨネットマウントです。
シャッターボタンはボディ前面についており、レンズシャッターではないものの、意外に小さな音でシャッターが切れるのが特徴。
ピントはレンズの外側にあるヘリコイドを回して調整し、さらにレンズの内側を回せば羽根を絞れます。
ウエストレベルファインダーから突出している大きなダイヤルでフィルムの巻上げとシャッターチャージができるため、素早い撮影が求められるシーンに向いているカメラでしょう。
また同じダイヤルのノブを押し込み回せばシャッタースピードも変えられます。
フィルムの巻上げは自動巻き止めとなっており、誤った二重露光を防止。
ソビエトのユニークで歴史的なカメラは、コレクターに人気のある一台です。