FUJIFILMは日本が世界に誇る精密化学メーカーであり、カメラ本体だけでなくフィルムも手がけていることで知られています。
レンズメーカーとしての側面もあり、大判カメラ用レンズや引き伸ばし用レンズを取り扱っています。
そのレンズの曲線の計算を活かして、日本初のコンピュータとして有名なFUJICを開発するなど高い技術力が印象的です。
第二次世界大戦の傷跡がまだ癒えない1950年にはスタジオ撮影用の大判カメラ用レンズとして、レクターを発売したのを皮切りに、主にプロユースのカメラを多く手がけています。
1960年代後半には、カラー撮影に適合した写場用レンズのニーズが高まる中でフジノンレンズを発表しています。
これにより、フィルムのサイズやレンズの包括角度、焦点距離の各要素についてコンビネーションを体系化し少ない種類で広範囲な撮影が可能となりました。
フジノンはこれだけにとどまらず、中判カメラにもその勢力を伸ばすなど様々なシーンで活用されていくことになります。
どうしても連射性に劣ってしまうという弱点がありましたが改良を重ね連射撮影に順応し、更に持ち運びしやすいように軽量化を果たしています。
この技術は、現在の最新デジタルカメラでも多く取り入れられています。
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