Bronica RF645は2000年に発売された645判フィルムを使う中判レンジファインダーカメラです。
2000年というと、既にデジタルカメラが全盛期を迎えていましたが、そんな時期に敢えてフィルムカメラとして世に送り出されました。
Bronica RF645は元をたどると中判一眼レフを製造していた「ZENZA BRONICA」の流れを汲んでいます。
名前こそ「ブロニカ」の名前が付いていますが、98年にレンズメーカーのタムロンがZENZA BRONICAを買収しており、Bronica RF645の製造元はタムロンになっています。
2000年に発売されたごく最近のモデルということもあって、レンジファインダーカメラながらプログラム撮影と絞り優先撮影ができるようになっています。
プログラムAEを搭載しているので、撮影の際に露出を気にする必要はありません。また、露出補正ダイヤルも搭載されています。
ボディは当時主流になっていたマグネシウム外装を採用し、一眼レフのニコンF5やキヤノンEOS-1vとと並ぶ非常に剛性を持ちます。
レンジファインダーも非常に見えのいいもので、内部には左側に液晶表示も採用されていました。
98年のタムロン買収されたためBronica RF645は最初で最後のレンジファインダー機であると同時に「ブロニカ」銘で販売された最後のモデルとなってしまいました。
製造元こそ変わったものの、ZENZA BRONICAが一貫して作り続けてきた中判カメラの集大成的なモデルと言える1台です。
販売終了からまだ13年しか経っていないこともあり状態の良いものも中古市場に出回っているので、中判カメラをお探しの方は、ぜひRF645を検討してみてください。