ZenzaBronica EC-TLは、1975年7月に発売された中判カメラです。
中判カメラとしては世界で初めてボディ内測光による絞り優先AEを搭載し、販売されて以来、多くのカメラファンに愛されてきました。
画角は6X6判の正方形で、自動露出制御式一眼レフです。
シャッタースピードはA,B,4S~1/1000。A位置にて絞り優先AEを使用できます。
絞り優先AEを使用すれば、植物や風景などの動きのない被写体を、被写界深度を考えながら撮影できます。
ミラーには露出計を内蔵しているので、露出計ファインダーを装備しなくてもボディ単体で測光が可能です。
また、瞬間絞り込み測光実絞りAEで、交換レンズ毎に適切なシャッタースピードを自動的に決めてくれるのもポイントです。
時代を感じさせる金属質の大きなシャッター音から、レトロな情緒を感じる方も多いでしょう。
古いながらも簡単な操作性で、誰でも扱いやすいカメラで革製のシンプルな外装もスタイリッシュ。
ZenzaBronicaは中判カメラを多く手がけていますが、絞り優先AEが搭載されたEC-TLは、シリーズの中でも非常に使い勝手が良いカメラです。