ZENZA BRONICAシリーズは、日本のカメラメーカー「ブロニカカメラ株式会社」が製造していたカメラです。
1990年代後半に株式会社TAMRONに吸収合併されて以降、交換レンズなどを含めたアクセサリー、本体ともに株式会社TAMRONが製造してきました。
2004年12月末に製造が終了し、およそ28年間に渡るZENZA BRONICAの歴史に幕を下ろしました。
ZENZA BRONICA ETRsiは、1988年に発売された中判一眼レフカメラです。
1980年代後期に発売されたZENZA BRONICA ETRsiは、ETRシリーズの最終型です。
TTLダイレクト自動調光を搭載しリアルタイムに測光でき撮影により自由度を与えました。
また、モーターワインダーEiにも対応しシャッターチャージやフィルム巻上げが自動化されています。
そしてミラー機構にも改良が加えられミラーを留めておくミラーアップや振動を軽減するミラーショックアブソーバー等の高い性能を備えました。
レンズは交換式で、標準装備はZENZANON PE 75mm F2.8です。
ZENZA BRONICA ETRsiは中判フィルム使用のカメラで、中判カメラビギナー向けとして位置付けされ人気です。
フィルムサイズは6×4.5と、35mmフィルムに比べると約2.7倍ものサイズになることから、大きなフォーマットでも隅々まで高品質な描写が可能です。
AEセットなど通常モデルも人気だが、30万台記念として発売されたZENZA BRONICA ETRSi 40thモデルは希少であり、高値がつきやすいカメラです。