
ZEISS IKON の Contarex Super Electronicは、実質的な前モデルとなるSuperから更に進化を遂げたフィルムレンジファインダーカメラとして1968年に誕生しています。
Electronicは最先端のデザインであり、Superのシャーシとレイアウトをベースとしていて、世界初の電子制御シャッターを取り入れました。
一般的に最先端のデザインは初期のデザインに欠陥があることが多いのですが、このモデルも例外ではありませんでした。
欠陥はメーターの電源にあり、シャッターは両方とも同じバッテリーで賄われていました。
これは、ランニングデザイン変更またはモデル指定の変更によって微調整されています。
電子シャッターは、より高い精度を可能にするだけでなく、シャッタータイミングを優先自動露出に変える付属のテレセンサーにより、外部から制御することを可能にしました。
シャッタースピードは1/1000秒から最大8秒まで無段階に設定することができます。
テレシャッターの側面に接続されたアクセサリーシャッタースピードインジケーターは、選択されたスピードを表示することができます。
また、テレセンサーは携帯用には設計されていませんが、リモートまたは無人の写真撮影用としても使用することが可能であり、使用の幅が広がっている印象です。
コンタレックスシリーズの最後のモデルとして生産台数も3100台と大変希少な機種です。