
ZEISS IKON Contarex superは、1967年に西ドイツのZEISS IKONが発売した、Contarex4代目となる35mm一眼レフフィルムカメラです。
ペンタプリズムカバーに「Contarex」が掲げられ、その下に「super」が表示されているデザインが特徴。
銀のメッキがキラキラ光り、高級感にあふれる外観は所有者だけにしかわからない喜びがあります。
角張った直線的なデザインが特徴的なカメラは光り輝くダイヤのよう。
このカメラの大きな特徴は、TTL式Cds露出計が組み込まれていることです。
初代Contarexブルズアイのような外光式露出計と比べて測光の正確性が増し、より思い通りの写真撮影を可能にしました。
シャッターは一度切るとレンズの羽根がすべて閉じてしまうため、ファインダー内は暗くなります。
巻き上げレバーで再び明るくなる仕組みですが、この仕組みがクラシックカメラファンにとってたまらない特長でもあります。
これまで、specialなどはシャッターを切っているあいだにシャッタースピードダイヤルが手に当たるとシャッターが止まるつくりでした。
しかし、superはダイヤルを持ち上げないと回らないため、撮影中に止まる心配はありません。
また、長尺フィルムマガジンも装備できるため、モータードライブを利用すれば連写の撮影も可能です。
高級なドイツの名機は、長年経ってもなお注目される人気のカメラになります。