安原製作所は、元々京セラに所属していた安原伸氏が個人立ち上げたカメラメーカーです。
同氏は約10年間カメラの設計に携わり、そのノウハウを生かしてレンズ交換式レンジファインダーカメラなどを製造しています。
2004年には一度事業をたたみますが、2007年にレンズと金属部品を製作するメーカーとして再登場し多くの話題をよびました。
安原製作所はオフィスがわずか30平方メートル程度しかないという事もあり、自他ともに「世界最小のカメラメーカー」という位置づけで事業を展開。
しかし、個人で運営しているとは思えないほどクオリティの高いカメラを多く手がけ、大量生産できないことによる希少性の高さも人気の所以です。
安原製作所のカメラやレンズは、オリジナリティ溢れるネーミングも特徴です。
例えば、一式や秋月、MC YASUHARAなどがあり、ひと目で安原製作所のものであることがわかります。
また、Kodakのかつての名作「VEST POCKET KODAK」に搭載されていた金属製のフードを取り外した、独特なソフトフォーカスを得ることができるレンズをデザインしている点も有名です。
有名メーカーから習い、自身の作りたいものを作った安原製作所のカメラは大手にはない魅力が溢れています。
番号 | 日本名 |
---|---|
1 | 一式 |
2 | 秋月 |