WISTA45は、1972年発売に発売された4×5判の大判カメラです。
ロングセラーを続けており、更に多くの派生モデルを生んだ名機として有名です。
ダイキャストボディーを採用したフィールドタイプの4×5テクニカルカメラという位置づけですが、さまざまな工夫が見られるのが特徴です。
シンプルな形状のボディー構造を採用し、三脚穴をフロントベッド部に取り付けているので、フロントスタンダードとバックボディーでシンプルなピボット構造にしつつも、強度を確保することに成功しています。
また、バックティルトとベッドダウン、フロントティルトの組み合わせにより、広角レンズの使用の際も接触を防止できます。
ラック&ピニオンの3階建てのスライドレール構造を採用していて、各々のレールは交換が可能であり、自由度の高さを兼ね備えています。
自由度という観点で言えば、リンホフ互換マウントにより、さまざまなレンズを取付可能です。
豊富にアクセサリーを用意している点にも注目で、自分好みのカメラに仕立てることができます。
なんと、その多くが未だに手に入る物が多いという点には驚きです。
それもあり、今でも愛用者が多いカメラで、メンテナンスをしっかり行えば長持ちするのも嬉しい点です。