WISTA FIELD45は、4×5判の軽量なフィールドカメラという位置づけで、特に風景撮影や山岳撮影用に使用することに向いた大判カメラです。
筐体には、チェリーやローズの木材が使用され、木目が美しい仕上がりとなっています。
高級感がある見た目だけでなく、頑丈で壊れにくいという要素も持ち合わせています。
ダブルエクステンションカメラの要素もあり、標準のレンズボードとベローズで47mmから300mmの間のレンズを使用することが可能です。
フィールドカメラでは極当たり前のものですが、フロント規格ではカメラを自由に可動させることができるのも美点です。
35 mmの上昇と30 mmの落下、40 mmのシフト、チルト(前方へ40、後方へ30°)とスイング(各方向12°)。
リアチルト、シフト、スイングも可能です。
カメラには回転式のバックとフレネルフォーカシングスクリーンが付属しているので、使いやすさも兼ね備えています。
デザインとしては至ってシンプルなのですが、逆に癖がなくて使いやすさを重視している印象があります。
もちろん折りたたみが可能であり、持ち運びも容易に行うことができるのがポイントです。
今でもアフターパーツが販売されているので、ベース部分さえしっかりとメンテナンスすれば一生モノのカメラとして使うことができます。