WeltaflexはWelta Kamera Werk社が戦後に東ドイツで発売した6×6の二眼レフフィルムカメラです。
タイプはフィルム送りが赤窓で確認できるタイプと、スタートマーク式で2コマ目以降は自動でフィルム送りしてくれるタイプがあります。
オキュパイドモデルは希少価値が高いため中古カメラ市場でもあまり見られないレア品です。
レンズも2種類あり、トリオプランとレクタンをマウントしている機体に分かれています。
特にトリオプランは「シャボン玉ボケ」と呼ばれる泡のようなボケが楽しめるレンズとして有名であり、独特な雰囲気を演出できます。
レンズ周りに設けられた白銀のフレームと、フロントヘッドに光るネームプレート「WELTA FLEX」がかっこよく、イタリアのカメラと見間違えるほどシンプルで洗練されたデザインです。
シャッターはボディ右側面にあるレバーを押し下げて切れますが、二重露光防止のためフィルムを巻き上げないとロックがかかる仕様となっています。
ウエストレベルファインダーを前提としていますが、ファインダーの裏側にあるのぞき穴からアイレベルでも使用が可能。
戦後に発売された希少価値の高いドイツの二眼レフカメラは、コレクターやクラシックカメラファンにとって価値の高い商品になります。

