1934年に発売されたWelta Kamera Werk のPerfektaはレアな折りたたみ式120二眼レフフィルムカメラです。
フォールディングカメラに二眼レフをミックスした、とても特殊な構造となっているのが印象的です。
Perfektaの類似モデルとしては、6×9判でフイルムバックのレボルビング機構が印象的な、スーパーフェクタというモデルも存在しています。
折りたたみ式を取り入れた二眼レフは、名機として名を馳せているゼカフレックスや、ピロートなど少数しかないので、その存在自体が希少といっても良いでしょう。
Perfektaの搭載レンズにはいくつかのバリエーションがあり、メイヤー・トリオプランの他にも、カールツァイス・テッサー付きといったものも存在しています。
2枚のネームプレートは、黒塗りで白文字が本来の姿ですが、他にもさまざまなバージョンが存在しています。
撮影時のセットアップはスプリングカメラらしさに溢れ、ノブ下のボタンを押すと、前板が飛び出す形で定位置ロックされ、撮影モードに切り替わります。
折りたたむ時には、前面中央左右のボタンを押しつつ前板を戻します。
ミラーボックスが密閉されていないので、外光の影響を受けやすい点が難点ですが、それをも凌駕する魅力的な機能を持つカメラとしておすすめです。