Voigtlander Bessa-T Heliarは、2001年に株式会社コシナから発売された35mmレンジファインダーフィルムカメラです。
ただのBessa-Tではなく、フォクトレンダーが誇る沈胴式50mmの銘玉ヘリアーの101周年記念モデルであり、この限定シルバーレンズだけのために本機を購入する方もいるほどの人気商品。
全体的に丸みを帯びたフォルムでクラシカルなデザインが特徴的です。
このカメラ最大の特徴は、レンジファインダーは付いているもののビューファインダーが無いこと。
外付けファインダーを前提としてつくられ、拡大率150%のスポットフォーカス連動距離計と合わせてピントを調整します。
そのピントの鋭さや的確さは高性能であり、遠くのものまでキレイに合わせてくれるクオリティは必見です。
TTL測光露出計が内蔵されており、8秒間測光状態をキープしてくれるため使い勝手も良好。
シャッターが機械式であるため電池が消耗しても使用できるので、遠征などの撮影に向いています。
またISO感度調整、シャッタースピード調整、絞りやピント調整、巻き上げや巻き戻しに至るまですべて機械式であり、マニュアル性の高いカメラです。
レンズはMマウントであるため、ライカのMマウントレンズも使用できます。
スナイパーのような的確なピントが得られるレンジファインダーカメラは、希少であり高値が期待できる商品です。