
Voigtlander Bessa R4Aは、スーパーワイドファインダーなど、新技術を余すところなく投入したフィルムレンジファインダーとして、2004年に誕生しました。
外付けビューファインダーを使用することなく、21/25mmの超広角レンズのフレームを表示が可能となっています。
また、28/35mm広角レンズや50mm標準レンズにまで対応するスーパーワイドファインダーとなっている点が魅力的です。
設定した絞りに対し、適切なシャッタースピードをファインダー下部に点灯させるRシリーズではおなじみの機能も健在。
これにより、被写体が暗い状況においても高い視認性を維持し、使用するシーンを問わないという点が良いですね。
シャッターダイヤルには露出補正用の指標が設けられており、それに合わせることによって0.5ステップで±2EVの露出補正が行えます。
巻き上げレバー下部には押し込み中のみ適用されるAEロックのスイッチを搭載。
これにより、特に輝度差がある被写体や、逆光の中での撮影でも高いパフォーマンスを発揮します。
機能の豊富さから操作が難しいイメージがあるかもしれませんが、ボタン配置などにこだわり、直感的に操作しやすいように工夫されている点も評価できます。