Voigtlander Bessa R2M は、Bessa Rシリーズの中でもより汎用性を高めることに成功したフィルムレンジファインダーカメラとして知られています。
スタンダードなファインダーとなっているのが印象的で、35mmの広角から、標準画角の50mm、75/90mm中望遠レンズに至るまで、幅広いレンジについて適切にフォローすることが可能となっています。
シャッターはフルメカニカルシャッターになっており、1/2000~1秒で正確に作動させることができますし、寒冷地と言ったタフな撮影環境でも強さを発揮ます。
また、駆動に電源を必要とないため、バッテリーの持ちにも大きく貢献しており、電源としてはLR44型アルカリマンガン電池2個、またはSR44型酸化銀電池2個で駆動させることができます。
露出計には露出制御が可能なTTLメーターが採用され、ファインダー下部に表示されるLED表示により、現在の絞りとシャッター速度の設定、そして適正値との差異を読み取ることができます。
また、測光方式はTTL幕面ダイレクト実絞り中央部重点平均測光になっているので、直感的な撮影が可能です。
Bessa R2Mは過不足のない充実の機能により、幅広いシーンに対応できる、扱いやすいカメラといえます。