Voigtlander Bessa R2A は、Bessa Rシリーズの中でも従来モデルから大きな変更が行われたチャレンジングなフィルムレンジファインダーとして、2004年に誕生しました。
主な変更点としては、絞り優先AEを搭載した点と、ファインダー倍率のバリエーションが増えた点にあります。
BESSA機種名にAと付いていますが、これは絞り優先AEを搭載していることを意味しているのです。
装着したレンズの絞り値を決定することで、電子制御式フォーカルプレーンシャッターを適切なシャッター速度で稼働させることができます。
BESSA R2Aのファインダー倍率は0.7倍となっており、35mm、50mm、75mm、90mmのブライトフレームを、レバー切り替えにおいて表示することができます。
外観はクラシカルな印象ですが、上下カバーと裏蓋には軽量なマグネシウム合金を、ボディシャシーやマウントベースにはアルミダイキャストを使用するなど、外装パーツに高品位の金属部品を贅沢に採用することで、Rシリーズらしい高級感のある仕上がりを実現しています。
Bessa R2Aは、同シリーズの良いところを受け継ぎつつ、新しい息吹をもたらしたモデルといえます。