Voigtlander Bessa Rは、1999年のBESSA Lに引き続き2000年に販売され、オールドカメラファンから高い注目を集めたフィルムレンジファインダーカメラです。
L39スクリューマウントを搭載していたBESSA Lによって、レンジファインダーを搭載した正調レンジファインダーカメラのニーズが高まりましたが、まさしくそれが実現したのがBessa Rです。
機械式シャッターを採用しつつも、日本メーカーならではの癖のないTTL露出計を採用。
慣れ親しんだ操作性によるレンジファインダーの撮影を可能としていて、かゆいところに手が届く仕上がりとなっています。
ファインダー倍率は0.7倍となっていて、ライカM2以降のM型ライカを彷彿とさせるものがあります。
また、ファインダーは35/50/75/90mmのフレームを搭載した切替式が採用されました。
ボディはどこかレトロさを感じるデザインとなっていますが、剛性も高くさまざまなシーンで使用することが可能です。
このBessa Rを皮切りに、VoigtlanderではBessa Rシリーズとして、さまざまなモデルを展開。
これは同メーカーにおける、代表的なシリーズとなりました。また、ライカの代替として非常に価値の高いカメラでもあります。