Voigtlander(フォクトレンダー)のフィルム二眼レフは、1930年代頃に製造されていました。
最高峰の二眼レフカメラ、ローライフレックスの後発としてそれを超えるべく作り出された高級機「スパーブ」。
また、このほかにもう一点「ブリラント」という普及版のフィルム二眼レフも発表しています。
スパーブは当時のローライフレックスに対抗するため、外観・内部機構ともにその模倣をしないよう細心の注意を払って作られ、特徴的ではありますが不合理な部分も多くありました。
しかし、ローライフレックスを意識していただけあって高い性能を備えていました。
レンズにはスコパー75mm F3.5、またはヘリアー75mmF3.5という当時としては最高の品質を誇る名玉とも呼ばれるものが採用されました。
また、フィルムを横方向に送る方式を採用しているため、ほかの二眼レフのように真四角ではなく両横が外横に膨らんだ外観になっていることもポイントです。
最高峰の二眼レフの座を目指して発表されたフォクトレンダーのスパーブですが、その製造期間は約5年と非常に短い期間しか生産されませんでした。
しかし、細部まで考えて作られたこのカメラは今でも多くの人に支持されています。
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
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1 | SUPERB | 1966年 |
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