1930年に設立された東郷堂は1960年初頭まで、さまざまなカメラを世に送り出した日本のカメラメーカーです。
東郷堂の名前は、かの海軍元帥、東郷平八郎に因んでつけられたとされています。
そんな、東郷堂が世に送り出したフィルム二眼レフの中でも特に特徴的なカメラが、1955年に発表されたトヨカフレックス35という二眼レフカメラです。
その最大の特徴が、二眼の並びにあります。
普通の二眼レフのレンズが縦に2つ並んでいるのに対して、トヨカフレックス35は横に2つという、他には見られない外観をしています。
独特のフォルムから、横二眼という愛称で呼ばれている、東郷堂のトヨカフレックス35。
操作性や性能面ではあまり評価が高くはなく、その特殊性もあり当時の流通量は多くありませんでした。
そのため、現在の中古市場では滅多に出回らない非常に希少なカメラとなっており、現在ではコレクターの間で憧れの的として注目されています。
番号 | 日本名 |
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1 | Toyoca Flex 35 |