TOPCON RE SUPERは、1963年に東京光学機械株式会社が発売した、世界で初めてTTL測光を搭載した一眼レフフィルムカメラです。
レンズ装着後の開放絞りで測光できる開放測光も搭載し、世界中から注目を浴びた有名なカメラ。
グリップ感の良い、がっしりとした四角いボディと前面についたシャッター構造で、安定した撮影が可能です。
世界初のミラーメーターも搭載しており、測光のために刻まれた美しいミラースリットが入っています。
そのほか、250枚の長尺フィルムマガジンの装着が可能であること、無調整でモータードライブが使用できること、ミラーアップ無しで25mmオールド広角レンズが装着できることなど魅力が満載です。
アメリカ海軍は当時人気であったNikon Fを海軍正式規格カメラとしていましたが、それをTOPCON RE SUPER へ変更しています。
北朝鮮付近で撃墜されたアメリカの無人偵察機からTOPCON RE SUPERが出てきたというエピソードは有名です。
ファインダーは交換式でウエストレベルのファインダーも装着でき、スナップなどの自然体を撮影する場面にも向いています。
底面のボタンを押すと蝶番式で裏蓋があがり、簡単にフィルム交換が可能です。
世界にも認められた日本の技術が詰まったカメラは、カメラの開拓者として誰もが知る名機と言えます。