TACHIHARA Fiel Stand 57は、軽量で携帯性に優れたフィルム大判カメラとして有名です。
軽量の大判カメラは貴重な存在ですが、それでいて折りたたみが可能で、組み立ても容易な点は非常に魅力的です。
アオリも十分確保されており、高性能なフォーカシングスクリーンによって焦点調節にも優れています。
特に風景や屋外の写真撮影において抜群のパフォーマンスを発揮する、最高峰のカメラといっても過言ではありません。
堅牢性においても評価の高いカメラなのですが、その理由は樹齢400年を超えるチェリーウッドの採用にあります。
とても頑丈で、温度や環境にも左右されにくい素材ですので、湿度が高い日本の環境下においても、安定した写真撮影が可能です。
本体の軽さも木製であるチェリーウッドならではの恩恵によってもたらされています。
本体には黒塗り1/4三脚穴が2つ空いた堅い鋼ベースプレートが取り付けられており、三脚との相性も抜群です。
見た目の美しさも木製の大判カメラとして重要ですが、Fiel Stand 57は、その点でも際立った魅力を放ちます。
本体の流通数が少なく、さらに海外でも人気のカメラとあって、なかなか入手することができません。
ただ、大事に使われたものであれば、現在でも現役のカメラとして使うことができます。