SONYのミラーレス一眼カメラα NEXシリーズのフラッグシップモデルである、α NEX-7の発表から約一年、2012年11月に発表されたモデルがSONY α NEX-6です。
α NEX-7の下位機種にあたるものの、同シリーズの中では上級機に位置するカメラです。
外観は、上位機種のα NEX7からほとんど変わっていませんが、同シリーズ初となるモードダイヤルを搭載し、その下にコントロールダイヤルを配置するなど、従来の一眼レフに近い操作性を意識した造りです。
α NEX7と比べると、有効画素数1610万画素とα NEX7の2430万画素からダウングレードしていますが、そのぶん高感度性能が強化され、最高ISO感度25600という高い感度を実現しています。
さらに、約10コマ/秒の高速連写性能など、一眼レフの上級機を凌駕する高い性能を備えています。
そしてもうひとつの特徴が、上位機種のα NEX7では搭載されていなかった無線LAN機能が搭載されたことです。
これにより、PlayMemories Camera Appsに対応し、さまざまな機能の拡張や遠隔操作などを行えるようになりました。
従来のα NEXシリーズから操作性を高め、より直感的な操作を可能にしたSONY α NEX-6は、中古市場でもα NEX7を上回る人気を獲得している完成度の高いカメラです。
その完成度からは、コニカミノルタから受け継いだαシリーズをより進化させ、ミラーレス一眼の時代を築き上げたSONYの並々ならぬ意気込みを感じることができます。