
2014年 6月に発売されたSONY α77IIはAマウントを持つデジタル一眼レフカメラです。
α77の後継機で、デザインや基本的な仕様はα77を踏襲し、よりブラッシュアップされたミドルクラスのモデルです。
透過ミラーを採用したトランスルーセントミラー・テクノロジーで、ミラーアップせず常にイメージセンサーとAFセンサーに光を誘導する仕組みはミラーレス一眼とも言える様なカメラです。
イメージセンサーや画素数はα77同様、APS-CサイズのExmor CMOSセンサーで約2430万画素。
位相差AFセンサーは全部で79点の測距点数を誇り、そのうち中央部の15点にクロスセンサーを配置しAF性能が強化されています。
ロックオンAFなどフォーカスエリアは6種類搭載し、被写体や構図に合わせてフォーカスポイントを自由に変えることができます。
画像処理エンジンには新生代の「BIONZ X(ビオンズ エックス)」を搭載し処理速度が格段に向上しました。
また、約12コマ/秒の高速連写撮影を実現することに成功しています。
動く被写体に焦点を合わせたまま追随してくれる精度が優れていて、被写体の動きに合わせて自動でフォーカスポイントが移動しカメラ任せでも精緻な描写が可能なのです。
連写に伴い懸念されるのがバッファーですが、 JPEG FINEで75連写もできる程容量がアップされています。
有機EL電子ファインダーの視野率は100%で視認性も良く、3軸チルト液晶は三脚を使用した際も使いやすいと定評があります。
新たにWi-FiやNFCなども追加され、より近代的なメカへと進化しましたが、撮影に直接関連する性能の強化で高い評価を得た一台です。