2011年10月に発売されたSONY α77は独自のシステムを搭載したデジタル一眼レフカメラです。
α7Dの後継機で、ミノルタから継承したエースナンバーである「7」を冠したモデルです。
同時発売されたα65と比較すると、スペックではα77が上位機種です。
独自開発の透過ミラーを採用したトランスルーセントミラー・テクノロジーを搭載しています。
ミラーのアップダウンがないことから、イメージセンサーとAFセンサーに光を正確に導くことができ、ミラーレス一眼とも言えるカメラです。
19点のAFモジュールのうち11点のクロスセンサーを配置しています。
4種類のフォーカスエリアを設定でき、シーンに合わせて最適なフォーカシングが可能です。
また、追従機能により被写体の動きを捉える性能が向上しています。
撮像素子は有効画素数2430万画素、APS-CサイズのExmor APS HD CMOSセンサーを搭載しています。
画像処理エンジンは当時新型のBIONZ、高速処理と高画質で人物の表情や微妙な色彩の表現が強みです。
動画撮影は60pのフルHDで対応、オートフォーカスを聞かせた動画はビデオカメラなどよりも美しく撮れます。
最高12コマ/秒の超高速連写が可能で、フルタイムコンティニュアスAFモードで、常に動いている被写体も躍動感あふれる描写に仕上がります。
自分では捉えることができない運動会や野鳥の撮影にも、自動的にピントを合わせることが可能です。
ファインダーには約236万ドットを誇る0.5型の有機ELファインダーを搭載し、視野率100%の視認性を確保しています。
液晶モニターは3型ワイド92万ドットで3軸チルト式のフリーアングルタイプ。ローアングルのポジションなどでも楽に操作でき表現に自由度を増しました。
センサーシフト方式によるボディ内手ブレ補正機構や、防塵のアンチダスト機構なども備えられ、よりユーザーのニーズを叶えた完成度の高いカメラです。