Sinarは、1948年にカール・ハンス・コッホ氏がスイスのシャフハウゼンで創業したメーカーです。
その中で、大判カメラとしては早々に対応しており、第二次世界大戦後の1948年には、すでにジナーノルマというモデルを発表しています。
これには、モジュラーシステムと呼ばれる仕組みが採用され、アクセサリーの互換性が高いものです。
当時は、数多くのアクセサリーが存在していて、これがSinarの全機種で使用できました。
このようなユーザビリティを考えた仕組みの採用は、とても有り難いことです。
更に、後部フレームを交換することで、4×5in判だけでなく、5×7in判と8×10in判にも対応しているのが素晴らしい点です。
ジナーノルマは、日本ではジナーSというモデル名で販売されました。
グレーの結晶塗りがとても美しく、アルミ素材の純度と工作精度の高さを確保し、芸術品と言っても過言ではないものに仕上がっていました。
他にも、ジナーPというモデルでは、ベースティルトアオリとセンターティルトアオリ機能の両方を使用できるので、様々な機能を兼ね備えつつ、信頼性の高さも魅力的で、壊れにくく長い間愛用できるカメラです。
モジュラーシステム用レンズも豊富にあり、自動絞りを確保したDBマウントである点も評価できます。
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
---|---|---|
1 | Sinar Norma | 1948年 |
2 | Sinar S | 1948年 |
3 | Sinar P | 1970年 |
4 | Sinar P2 | 1984年 |
5 | Sinar X | – |
6 | Sinar P3 | – |
7 | Sinar C2 | 1986年 |
8 | Sinar F | – |
9 | Sinar F2 | 1986年 |
Sinar 買取実績